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複数の民泊物件に家具を統一調達する方法とメリット

2026.07.15

民泊の複数物件を運営しているのに、家具の発注が毎回バラバラになっていませんか?

民泊を1棟、2棟と増やしていくと、家具の調達は想像以上に手間のかかる仕事になります。物件ごとに違う家具店で探し、違う担当者とやり取りし、納期もバラバラ。気づけば「今どの物件にどんな家具を入れたか」が分からなくなっていた——そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、複数の民泊物件を運営するオーナー様・運営代行会社様に向けて、家具を「物件ごと」ではなく「会社としてまとめて」調達する方法と、それによって得られるメリットを解説します。すでに複数物件を運営されている方はもちろん、これから2棟目・3棟目を計画している方にも参考にしていただける内容です。

複数の民泊物件について打ち合わせるオーナーと担当者

家具をバラバラに調達すると起きる3つの問題

物件が増えるたびに家具を個別に手配していると、次のような問題が積み重なっていきます。

① 発注・連絡の手間が物件数だけ増える

家具店やECサイトを物件ごとに使い分けていると、見積もり依頼・在庫確認・納期調整をすべて物件数分繰り返すことになります。物件が3棟、5棟と増えれば、それだけ確認の往復も増え、本来注力すべき集客や運営改善に充てる時間が削られてしまいます。

② 物件によって家具の仕様がバラバラになる

その都度違う店で買っていると、ソファの座り心地やベッドの硬さ、収納の使い勝手が物件ごとに異なってしまいます。同じブランドで複数物件を運営している場合、これはゲスト体験の一貫性を損なう要因にもなります。こうしたばらつきはOTA(Airbnbなどの予約サイト)のレビュー評価にも影響しかねません。

③ スケールメリットが働かず割高になりやすい

1物件分ずつ少量で発注すると、まとめて発注する場合に比べて運搬や手続きにかかるコストの割合が相対的に大きくなりがちです。発注先も毎回変わるため、継続的な取引関係から生まれる融通も利きにくくなります。

配送日が物件ごとに分かれると、担当者、鍵の受け渡し、搬入経路をその都度調整しなければなりません。個別調達から窓口一本化へ移行した事例は、民泊の家具を一括手配できる業者の選び方と費用相場をご覧ください。

複数の民泊物件へ別々に届く家具配送

家具を統一調達する4つのメリット

家具の調達窓口を1つにまとめることで、上記の問題は構造的に解消できます。具体的には次の3つのメリットがあります。

スケールメリットでコスト効率が上がる

複数物件分をまとめて発注することで、配送・梱包・手続きにかかる手間を1件ずつ個別対応するより効率化できます。卸売業者やメーカーと直接取引できる窓口を使えば、間に入る業者の数も減らせるため、コスト構造そのものを見直すきっかけにもなります。

複数メーカーの商品を横断して選べる窓口であれば、ワンルーム・1LDK・2LDKそれぞれの標準家具リストを、共通の品質基準と価格帯で組みやすくなります。品番を揃えることだけが統一ではなく、「欠品時にどの条件の代替品を選ぶか」まで決めておくことが、継続運用では重要です。

物件間で家具を融通できる

同じ規格・同じサイズの家具で統一しておけば、退去後のリフォームや一部物件の方向転換が必要になった際、家具を別の物件に転用できます。物件ごとに別々のサイズ・仕様で揃えていると、この融通が利きません。

複数拠点があることで、在庫状況によっては迅速な対応につながる場合もある

調達窓口を一本化するメリットは、平時の効率化だけではありません。急な追加発注が発生した際にも力を発揮する場合があります。たとえば弊社では、大阪市内の民泊運営者様から椅子8脚の急ぎのご注文をいただいた際、たまたま大阪倉庫に在庫があったため、通常より早いタイミングで納品できた実績があります。もちろんこれは在庫状況によって左右されるものであり、複数拠点があれば必ず迅速対応できるとは限りませんが、拠点を分散して在庫を持つ調達先であれば、こうした対応が可能になるケースがある、という一例です。

ブランドとしての一貫性が生まれ、レビュー評価が安定する

複数物件を同じトーン・同じ品質の家具で揃えることで、「この運営会社の物件はどこも快適」というブランドイメージをゲストに持ってもらいやすくなります。OTA(Airbnbなどの予約サイト)のレビューは次の予約に直結するため、品質のばらつきを抑えることは集客面でも効果があります。

特にリピーターや複数物件を比較検討するゲストにとっては、「前回泊まった部屋と同じブランドなら安心」という判断材料にもなります。家具の品質を均一化することは、価格競争に頼らない差別化の手段としても機能します。

家具の統一感を揃えた複数の民泊リビング

統一調達を実現する具体的な進め方

実際に統一調達へ移行する際は、次のような流れで進めると無理がありません。

STEP1:標準家具リストを作成する

まずは「ワンルーム」「1LDK」「2LDK」など物件タイプ別に、ベッド・ソファ・テーブル・収納などの標準仕様を決めます。商品名だけでなく、サイズ、色、素材、数量、代替品の条件まで記録しておくと、新しい物件が増えるたびにゼロから家具を選び直す必要がなくなります。

STEP2:信頼できる調達窓口を1つに絞る

複数の家具店・ECサイトを使い分けるのをやめ、まとめて相談できる窓口を決めます。卸売業者やメーカーと直接つながりのある業者であれば、価格交渉や在庫確認も一本化でき、欠品時の代替提案なども含めて任せやすくなります。

窓口を選ぶ際は、単に「家具を売ってくれるか」だけでなく、「物件が増えていくことを前提に長く付き合えるか」という視点も大切です。担当者が固定され、運営会社の物件状況や過去の発注履歴を把握してくれている業者であれば、新規物件が増えるたびにゼロから説明し直す手間も省けます。実際に弊社にご相談いただくオーナー様からも、「なるべく少ない窓口で、家具だけでなく寝具なども含めて多くの商品を手配したい」というご要望をいただくことが多く、家具単体ではなく周辺アイテムまで対応できる窓口かどうかも合わせて確認しておくと安心です。

STEP3:物件ごとに分割して納品する

発注自体はまとめて行いつつ、納品は各物件の開業・リニューアルのタイミングに合わせて分割するのが現実的です。発注を一本化しても、すべての家具を同時に納品する必要はありません。物件ごとのスケジュールに合わせて調整できる業者を選ぶことがポイントです。

複数物件で共通利用する標準家具リスト

統一調達でも物件ごとの個性は出せる

「統一」と聞くと、すべての物件が同じ見た目になってしまうのではと心配される方もいますが、そうではありません。ベッドフレームや収納などの「土台となる家具」は標準化しつつ、クッションカバーやラグ、照明といった「コーディネートで個性を出しやすいアイテム」だけを物件ごとに変える、という組み合わせが現実的です。

こうすることで、発注・在庫管理の手間は抑えながら、物件ごとのコンセプト(和風・北欧風・ホテルライクなど)も表現できます。

統一調達先を選ぶ際のチェックポイント

家具の統一調達を任せる業者を選ぶ際は、以下の点を確認しておくと安心です。

  • 複数物件・複数拠点への分割納品に対応できるか
    発注は一括でも、納品先・納品日は物件ごとに個別指定できるかを確認します。開業スケジュールが物件によって異なる場合、この柔軟性が欠かせません。
  • メーカー数が豊富で、物件タイプ別の標準リストに柔軟に対応できるか
    ワンルームから2LDKまで物件タイプが混在していても、一元的に対応できる品ぞろえがあるかを確認します。取り扱いメーカー数が多いほど、標準リストの自由度が上がります。
  • 欠品時の代替提案や進捗管理をしてもらえるか
    開業直前に欠品が発覚した場合の対応力が、業者選びの大きな差別化ポイントになります。代替品を速やかに提案し、納品状況を物件ごとに共有してくれる業者は安心感が違います。
  • 全国配送に対応しているか(運営エリアが複数地域にまたがる場合)
    事業が拡大し、複数エリアに物件が分散してきた場合でも、同じ窓口で対応できる業者を選んでおくと後の切り替えコストがかかりません。

たとえば大川家具では、154社以上のメーカーネットワークを活かして物件タイプ別のご要望に対応しており、大阪・埼玉・福岡の3拠点から全国への分割納品もご相談いただけます。

業者選びの基準についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

民泊の家具を一括手配できる業者の選び方と費用相場

法人契約、掛け払い、見積条件、コントラクト家具の確認事項は、法人向け民泊家具の調達ガイドで詳しく解説しています。

複数物件の家具調達を相談するオーナーと卸業者

よくある質問

Q. すでに各物件で違う家具を入れていますが、今から統一できますか?

A. 可能です。すべてを一度に揃え直す必要はなく、次回の家具入れ替えや新規物件の開業から標準リストを適用していく形で、段階的に統一していくのが現実的です。

Q. 物件数が少なくてもまとめて調達するメリットはありますか?

A. 2〜3物件程度でも、発注窓口を1つにまとめることで連絡や進捗管理の手間は確実に減ります。物件数が増える予定があるなら、早い段階で標準リストを作っておくと後が楽になります。

Q. 運営代行会社が複数のオーナー様の物件を管理している場合も対応できますか?

A. オーナー様が異なる物件であっても、運営代行会社が窓口となってまとめて発注することは可能です。物件ごとに納品先・納期を分けて管理してもらえる業者を選ぶとスムーズです。

まとめ

複数の民泊物件を運営する中で家具調達に手間や非効率を感じているなら、調達窓口を1つにまとめることが解決の近道です。標準家具リストを作り、信頼できる調達先に窓口を一本化することで、コスト効率・ゲスト体験の一貫性・運営の手間のすべてを改善できます。

大川家具では、複数物件・複数拠点への分割納品や、154社以上のメーカーネットワークを活かした柔軟な家具調達に対応しています。複数物件の家具調達でお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください

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