内装会社・施工会社が家具仕入れで直面する課題

内装会社・施工会社の担当者から、こうした声をよく聞きます。「内装工事だけでは他社との差別化が難しく、価格競争になりやすい」「家具の提案を加えたいが、仕入れ先の選定や在庫管理のノウハウがない」「案件ごとに仕様が異なるため、小ロットで柔軟に対応してくれる仕入れ先が見つからない」——。
こうした悩みには、共通する3つの課題があります。
課題①内装工事だけでは提案の差別化が難しい
内装工事そのものは他社と比較されやすく、価格競争になりがちです。空間づくりの提案に家具まで含めることができれば、「内装+家具」というトータル提案として差別化につながります。
課題②家具提案のノウハウ・仕入れ先がない
家具を提案に加えたくても、どこから仕入れればよいか分からず、結局提案から外してしまうケースも少なくありません。
課題③案件ごとに異なる仕様への対応が難しい
店舗内装、住宅内装など案件によって求められる家具の仕様・予算は異なります。柔軟に対応してくれる仕入れ先を見つけにくいという声もあります。
家具提案を加えることで差別化につながる理由

内装工事は「壁・床・造作」の提案にとどまりがちですが、そこに家具まで含めた提案ができると、クライアントに見せられるのは「完成した空間そのもの」になります。内装単体の見積もり比較から、「暮らし・空間の提案」という土俵に持ち込むことで、価格競争から抜け出しやすくなります。
家具提案が施工会社の負担を増やすのではないかという懸念もありますが、あらかじめスタイル別のセットプランを持つ仕入れ先を活用すれば、選定作業そのものは効率化できます。
仕入れ先選びで失敗しない5つのチェックポイント

| チェックポイント | 確認すべき内容 |
|---|---|
| ①メーカーネットワークの幅広さ | 案件ごとに異なる予算・テイストに対応できるか |
| ②コーディネート提案力 | スタイル別の提案パターンを持っているか |
| ③小ロット・案件対応力 | 店舗・住宅など案件規模に応じた発注に対応しているか |
| ④納期・在庫対応力 | 施工スケジュールに合わせて納品できるか |
| ⑤条件変更への柔軟な対応 | 途中で仕様や予算が変わった場合、迅速に再提案できるか |
①メーカーネットワークの幅広さ
取り扱いメーカーが少ない仕入れ先では、案件ごとの予算・テイストへの対応が難しくなります。非常に安価な価格帯から高価格帯まで幅広い商品を提案できるかどうかは、複数メーカーとのネットワークを持っているかどうかで大きく変わります。
②コーディネート提案力
スタイル別のセットプランを持っている仕入れ先であれば、内装の完成イメージに合わせて家具を組み合わせやすくなります。家具だけでなく、カーテンやラグを含めたトータル提案ができるかどうかも確認しておきたいポイントです。
③小ロット・案件対応力
店舗内装、住宅内装など案件によって規模は様々です。小ロットの発注にも柔軟に対応してもらえるかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。
④納期・在庫対応力
納期は在庫状況によって異なります。自社倉庫に在庫がある商品であれば10日ほど、メーカー取り寄せが必要な商品であれば2週間程度が目安です。施工スケジュールが決まっている場合は、早めに相談することでスケジュールの調整がしやすくなります。
⑤条件変更への柔軟な対応
施工の途中で仕様や予算が変わることは珍しくありません。その都度、提案商品を迅速に入れ替えて見積もりを再提出できる体制があるかどうかを確認しておくとよいでしょう。
内装工事のスケジュールに家具納品をどう組み込むか

家具を扱ううえで内装会社・施工会社が最も気を配るのが、納品タイミングの調整です。家具は工事の完了後に搬入するのが基本ですが、実際の現場では工期の変動があるため、納品日を固定してしまうと不都合が生じます。
一般的な工程のなかで、家具搬入は仕上げ工事とクリーニングが終わった段階に置かれます。この前後で確認しておきたい点を整理します。
- 搬入が早すぎる場合——仕上げ前に家具を入れると、養生の手間が増えるうえ、塗装やクロスの作業で汚損するリスクがあります
- クリーニングとの前後関係——搬入時に発生する梱包材のゴミや床の汚れを考えると、搬入後に簡易清掃を挟む段取りにしておくと安全です
- 搬入経路の確認——エレベーターのサイズ、階段の幅、玄関や窓の開口寸法は、発注前に確認しておく必要があります。搬入できずに再手配となると工程全体に影響します
- 鍵の受け渡しと立ち会い——引き渡し前の物件では、誰が現場を開けて立ち会うのかを事前に決めておきます
- 工期がずれた場合の対応——納品日の変更にどこまで応じてもらえるかは仕入れ先によって差があります。工期が動く前提で、変更の可否と期限を確認しておくとよいでしょう
納期は在庫状況によっても変わります。自社倉庫に在庫がある商品であれば10日ほど、メーカー取り寄せが必要な商品であれば2週間程度が目安となるため、工程表が固まった段階で早めに相談しておくと、調整の余地を確保できます。
元請け・施主への家具提案の進め方

家具提案を実際の受注につなげるには、提案の手順をあらかじめ決めておくことが有効です。内装会社・施工会社には、図面と現場を把握しているという強みがあります。
①現地の寸法と図面をもとに配置から提案する
家具単体のカタログを見せるのではなく、図面上に配置した状態で提示すると、完成後のイメージが伝わりやすくなります。変形したLDKや柱のある部屋など、配置に迷いやすい空間ほど、この提案は価値を持ちます。
②スタイルと予算の幅を先にすり合わせる
提案前にテイストと予算感を確認しておくと、商品選定のやり直しを減らせます。スタイル別のセットプランを持つ仕入れ先であれば、この段階の提案を土台ごと用意してもらえます。
③見積もりの出し方を決めておく
内装工事の見積もりに家具を含めるのか、別建てにするのかは、元請け・施主との関係によって変わります。別建てにすると家具の金額が見えやすくなる一方、工事全体の中で判断してもらいたい場合は含める形が適しています。
④条件変更を前提に段取りする
提案後に予算やテイストが変わることは珍しくありません。提案商品を入れ替えて見積もりを再提出できる体制を仕入れ先側に確保しておくと、変更が出ても提案のスピードを落とさずに済みます。
大川家具が内装会社・施工会社に選ばれる理由

大川家具は昭和28年の創業から73年、家具の総合卸売業として国内外154社以上のメーカーと取引してきた会社です。大阪本社・東京事業部・大川事業部(福岡)の3拠点体制で全国対応しており、154社以上のメーカーネットワークを活かすことで、非常に安価な価格帯から高価格帯まで幅広い予算に対応できる点が強みです。
発注後に仕様や予算が変わった場合も、迅速に提案商品を入れ替えて見積もりを再提出する体制を整えています。
よくある質問(FAQ)

Q1. 内装工事の一部として、家具の提案・手配だけを依頼できますか?
A. はい、家具の選定・手配のみのご相談も承っております。
Q2. 小規模な店舗案件でも対応してもらえますか?
A. はい、案件規模に応じてご相談いただけます。
Q3. 施工スケジュールに合わせて納品してもらえますか?
A. 在庫状況によって異なります。自社倉庫に在庫がある商品であれば10日ほど、メーカー取り寄せが必要な商品であれば2週間程度が目安です。施工スケジュールから逆算して早めにご相談ください。
Q4. 発注後に仕様変更があった場合、対応してもらえますか?
A. はい、対応しております。条件が変わった際は、その都度提案商品を入れ替えて見積もりを再提出しておりますので、お気軽にご相談ください。
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モデルハウス・モデルルーム向けの家具調達については、モデルハウス・モデルルーム向け家具の一括調達をご覧ください。
まとめ

内装会社・施工会社にとって、家具提案を加えることは価格競争から抜け出す差別化の手段になります。本記事のポイントを整理します。
- 内装単体の提案から「内装+家具」のトータル提案に広げることで、価格競争から抜け出しやすくなる
- 仕入れ先選びは、メーカーネットワークの幅広さ・コーディネート提案力・小ロット対応力・納期対応力・条件変更への柔軟性の5点で確認する
- 家具搬入は仕上げ・クリーニング後に置き、搬入経路の寸法と鍵の受け渡し、工期がずれた際の納品日変更の可否を事前に確認しておく
- 提案は図面上の配置から入り、スタイルと予算を先にすり合わせ、見積もりを内装工事に含めるか別建てにするかを決めておく
案件のご予算・スタイル・希望納期をお知らせいただくと、スムーズにご案内できます。
※本記事に記載の費用・納期に関する情報は一般的な目安です。実際の内容は仕様・搬入条件・時期・発注数量によって異なります。正確な内容は必ずお見積もりをご取得ください。