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家具の小売店が雑貨をお店に置く理由

突然ですが、家具の小売り販売で業績が伸びている企業の特徴って何だと思いますか?

私が思うに、雑貨を店内に展示しているところだと思います(もちろん、それが全てではないですが・・・)。

雑貨は一般的な家具に比べれば単価も安く、1アイテムあたりの利益も小さいですが、販売数は圧倒的に家具よりも大きいものになります。

違う言い方をすれば、様々な雑貨を展示しておくことで、お店に来てくれるお客様の数を増やしやすくなります。

 

雑貨を展示すればいきなり家具の販売数が伸びるというものではなくて、お客様が来店した際、家具を展示していることをお客様が認識してもらいます。

その後、引っ越しや新築・買い替えのタイミングでいざ家具の購入を検討する段階になると、雑貨を購入したお店が家具を買うお店の候補として、お客様の頭の中にあがってくる、という流れを作りやすくなる、という事ですね。

 

雑貨を購入→家具の展示を認識→家具購入時の候補→家具購入

 

雑貨自体の市場規模はゆるやかな拡大をしているとされていますが、家具の小売りで業績を伸ばしている企業は、雑貨自体でも利益を上げ、さらに家具でも利益を上げる構造で業績を伸ばしています。

マーケティング用語ではお客様を集客するための商品をフロントエンド、そして本当に販売したい高価格帯の商品をバックエンドという言い方をすることがあります。

 

雑貨を集客に使っている家具店の場合、フロントエンド商品として雑貨を使い、バックエンドとして家具を販売しているんですね。

雑貨の市場規模はゆるやかではあっても拡大していることを考えると、この戦略は家具を販売するうえにおいても有効であることがデータからも読み取れますね。

雑貨の市場規模に関する参考ページ

雑貨業界の動向、ランキング、現状など-業界動向サーチ>>>

 

家具店を営んでいて雑貨をお店に展示していない方は、雑貨を展示すればもしかしたらお客様が増えるかも知れないですね。

 

編集

大川家具 臼井